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ジャーナリングとは?効果とやり方、続け方までやさしく解説

ジャーナリングとは、頭に浮かんだ考えや気持ちを、そのまま書き出す習慣です。期待できることを心理学の研究とあわせて紹介しながら、紙のノートでの基本のやり方、書くことが浮かばない日のテーマ例、続けるコツ、アプリで始める方法までまとめました。

Emopi編集部

ジャーナリングとは、頭に浮かんだ考えや気持ちを、体裁を整えずにそのまま書き出す習慣のことです。「書く瞑想」と紹介されることもありますが、書き方はひとつに決まっていません。

この記事では、ジャーナリングの基本と期待できること、紙のノートで始める方法、そして続けるコツまでを順番に紹介します。道具は紙でもアプリでも始められます。記事の後半では、アプリで始める場合の例として Emopi Diary の画面もあわせて紹介します。

ジャーナリングとは — 日記との違い

ジャーナリングと日記は似ていますが、中心に置くものが少し違います。

中心に置くもの 書き方
日記 その日の出来事 「今日は何があったか」を記録する
ジャーナリング いまの考えや気持ち 「いま何を感じているか」を書き出す

といっても、厳密に分ける必要はありません。出来事を書くうちに気持ちの話になるのは自然なことですし、その逆もあります。大切なのは、うまく書くことではなく、頭の中にあるものを言葉にして外に出すことです。誰かに見せる文章ではないので、文法も誤字も気にせず書けます。

ジャーナリングで期待できること

書くことや感情に名前をつけることについて、心理学では次のような研究があります。研究で指定された課題と、日常の自由な日記は区別して読んでください。

  • 筆記開示 (expressive writing) の研究: 心理学者ジェームズ・ペネベーカーらは、1986 年に感情を伴う体験について書く実験を報告しました (Pennebaker & Beall, 1986)。ここでは筆記開示研究の初期の例として紹介します。その後、146 の研究をまとめたメタ分析では、測定された結果をまとめた平均効果は小さく、統計的に有意でした (Frattaroli, 2006)。
  • 感情のラベリングの研究: 感情を表す顔の画像に言葉のラベルをつける実験で、他の分類課題と比べて扁桃体などの反応が弱まったと報告されています (Lieberman et al., 2007)。日記を書けば必ず落ち着く、と確かめた研究ではありません。

研究での平均的な効果は小さく、日常の短い日記や Emopi Diary の効果を直接検証したものではありません。別居直後の成人を対象にした実験では、同じことを考え続けやすい人などで、感情筆記の群は日々の行動を書いた群より、その後の苦痛が強く残りました (Sbarra et al., 2013)。書いてつらさが増す日は、事実だけにする、休む、という選び方もあります。ジャーナリングは治療の代わりではありません。

基本のやり方 — 紙のノートでもアプリでも

ジャーナリングに決まったルールはありません。始めやすい形として、次の 3 ステップをおすすめします。

  1. 時間と場所をゆるく決める。朝の 5 分、寝る前の 5 分など、生活の中の「いつも」に添わせると習慣になりやすくなります。
  2. 思い浮かんだことを、そのままの言葉で書く。きれいな文章にする必要はありません。単語の羅列でも、一行でも立派なジャーナリングです。
  3. ときどき読み返す。数日分をまとめて眺めると、「このところ疲れている」「この話題が続いている」といった、自分では気づきにくい流れが見えてきます。

道具は、手を動かす感覚を味わえる紙のノートでも、いつでも取り出せるスマートフォンのアプリでも、続けやすいほうで大丈夫です。紙とアプリの違いは、紙とアプリの違いの記事で詳しく比べています。

書くことが浮かばない日のテーマ例

真っ白なページを前にすると、何を書けばいいか迷うものです。そんな日は、テーマをひとつ決めて書き始めると筆が進みます。

  • いまの気分を一言で表すと?
  • 今日いちばん心が動いた瞬間は?
  • 最近、頭の中でくり返し考えていることは?
  • 今日の自分をねぎらうとしたら、なんと声をかける?
  • 明日の自分に伝えておきたいことは?

続けるコツ

  • 一行で完結させてよい日をつくる。「今日は疲れた」だけでも、書いた日は書いた日です。分量よりも、思い出したときに書ける状態を保つことを優先します。
  • 時間のアンカーに結びつける。コーヒーを淹れたら書く、ベッドに入る前に書くなど、すでにある習慣の直後に置くと忘れにくくなります。
  • 読み返す楽しみを用意する。カレンダーやリストで振り返れる形にしておくと、記録が溜まること自体がモチベーションになります。

アプリで始めるなら — Emopi Diary の場合

ここからは、アプリでジャーナリングを始める場合の例として、私たちが開発している Emopi Diary を紹介します。Emopi Diary は「書くこと」のハードルをできるだけ低くした、AI といっしょに書く日記アプリです。

つぶやくだけで、書き始められる

まとまった文章を書こうとすると、それだけで腰が重くなります。Emopi Diary では、思いついたときに短くつぶやくだけで書き始められます。つぶやきには AI がひとことずつ返してくれるので、独り言というより、聞き役がいる感覚に近くなります。

図版は、使い方を説明するための再現図です。表示内容や AI の返事は例で、実際の画面や出力は異なる場合があります。

Emopi Diary の入力画面。短いつぶやきに AI がひとことずつ返している
「昼休みに外を歩いた」のような短いつぶやきで大丈夫です。AI がひとことずつ受け止めます。

つぶやきが、きょうの日記にまとまる

書きっぱなしのメモは読み返しにくいものですが、Emopi Diary では、その日のつぶやきを AI がきょうの日記にまとめ、気分の見立てや話題タグも自動で添えます。「書く」と「読み返せる形に整える」を分業できるのが、紙のノートとのいちばん大きな違いです。

Emopi Diary の日記画面。つぶやきが AI のまとめカードに整理されている
つぶやきをもとに、日記のまとめが更新されます。気力の見立てと話題タグつきです。

記録が溜まるほど、自分の流れが見えてくる

記録タブでは、カレンダーの気分ドットと週ごとの気力の推移で、自分のコンディションの流れを見返せます。「読み返す楽しみ」が最初から組み込まれているので、続けるコツの 3 つ目を仕組みに任せられます。

Emopi Diary の記録画面。カレンダーの気分ドットと週の気力グラフ
カレンダーには日ごとの気分が、その下には週の気力の推移が並びます。

なお、日記はとても個人的な記録なので、Emopi Diary では日記の本文を暗号化して保存しています。プライバシーの考え方はプライバシーとデータ保護のページで詳しく説明しています。

まとめ

  • ジャーナリングとは、考えや気持ちをそのまま書き出す習慣です。「うまく書く」より「外に出す」ことが役割です。
  • 筆記開示や感情ラベリングには研究がありますが、課題や測定項目はさまざまです。日常の日記や Emopi Diary の効果を直接示したものではありません。
  • 時間をゆるく決めて、一行から。書く量や読み返すタイミングを、自分に合う形で試してみてください。
  • 紙のノートでも、アプリでも始められます。つぶやくだけで日記になる形から始めたい方は、Emopi Diary をのぞいてみてください。

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